足根骨②

足の骨には沢山の骨がありますが、ここでは、足根骨と呼ばれる骨について説明します。

 

左の図は、右足をうえから見たものです。青字で表記されたものが足根骨です。

赤い線で囲まれた踵骨、距骨、舟状骨、立方骨、外側楔状骨(がいそくけつじょうこつ)、中間楔状骨、内側楔状骨 の7つ骨です。

 

足部が内反(小指側に体重がかかった状態)しているときには、内側にあるいくつかの足根骨間の関節が緩み、外側にある足根骨間の関節はきつくなります。反対に、足部が外反(拇趾側に体重がかかった状態)しているときには、外側にあるいくつかの足根骨間の関節が緩み、内側の足根骨間の関節はきつくなります。

 

人間の動きは、足部だけという部分で動くのではなく、膝や股関節も連動して動きます。歩行や運動は全身が連動して動いていますね。地面に接していて体重を支えながら移動をしている足部には、とてもおおきな負担がかかっていると考えられます。この足根骨は滑らかで柔軟な動きを実現することに、とても貢献しているのです。

 

当整体院では、仙骨の動きや傾きを重視しています。その施術は、足部から始めており、これまでも足首の動きや状態をよくしてからさらに施術を進め、全身を整えるというものです。さらに、足根骨をよく観察し、その動きを回復させて、よりよく、身体の調子を整えていきます。